情緒不安定な執筆:『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』書評

 情緒不安定な女がどう幸せに生きるか、というのは永遠の課題である。たとえば恋人と共依存するとか、おくすりもぐもぐとか手首切るとかストーカーとか強盗殺人とか自殺とか他にも色々とあるだろうが、ハイスミスの場合はそれら全てを作品に落とし込むことで人生をサバイブした*1

 ハイスミスがどのように作家として駆け上がっていったのか、その記録は彼女の膨大な日記や手紙に赤裸々に綴られている。恋愛や人間関係に生涯悩まされたハイスミスだったが、創作活動に関する悩みも正直過ぎるほど正直に綴られている。それらを年別にまとめたのが『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』(著:アンドリュー・ウィルソン 訳:柿沼瑛子)である。

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 パトリシア・ハイスミスアメリカのサスペンス作家で、『太陽がいっぱい』『見知らぬ乗客』『キャロル』など数々のヒット作を生み出している。晩年はアメリカからヨーロッパに移住した。優れた業績を示す一方、偏屈な性格としても知られている。これ以上の詳しいプロフィールはネット上を探せばいくらでも見つかるので、ここでは割愛する*2

 私はハイスミスのファンで、特に彼女の心理描写や人間観察の描写がとても好きだ。その源泉がこれでもかとばかりに詰め込まれており、かなり読み応えがあった。著者の持論をいたずらに展開するところもなく、ハイスミスの日記と当時の世情を交えた事実を淡々と書いてくれるため、読みやすかった。

 

 本を読み進めていく上で最初に思ったのは、まずハイスミスの私生活がめちゃくちゃである。次々と恋人が出てくるし、二股なども当たり前にしている。

 彼女の作品の特徴として——傷ついた自己を癒すためか——主人公は精神的不安に囚われ、その結果道を踏み外す、というプロットが多くみられる。それらのインスピレーションは自らの生い立ち、恋人関係から得られていた。だが同時に、作品のネタを探すためにあえて不幸な人間関係に身を置いていた側面もあるようだ。

 それでは本末転倒かもしれない。だが実は、理にかなった話ともいえる。書かなければ自分を癒せないのだから、出力するためのネタをどこかから仕入れてこなければならない。そのために自分はより不幸になっていくのだが、書けないよりは人間関係で苦しんでいた方がいくらかマシだったのかもしれない。

 「俺のことを好きにならない人間は邪魔なんだよ!」なんてセリフがあるけれど(草加雅人)、ハイスミスの場合はそれに加えて「俺のことを好きになったら邪魔なんだよ」なんて部分もある。自らの「理想のミューズ」を追い求めようとするあまり、相手が自分を好きになった時点でもう「理想」の女ではなくなってしまうのだろう。彼女が好きになれるのは手の届かない女性だけ……。

 理想を追い求めるがあまり、毎回ボジョレーヌーヴォーばりに「この人こそは!」と思って恋に落ち、デートしたりメキシコに移住したり、同棲したりするものの、結局短期間で破局してしまう。破局の理由もさまざまで、相手の浮気だったり、はたまた「執筆できない」という理由で別れていたりもする。

 ハイスミス自身もこの人間関係を「普通」と思っていたわけではなかったらしい。あるとき自分を振り返ろうと思い立ち、これまでの恋人たちの容姿やプロフィールをまとめた一覧表を作り「こちらが相手に冷めて別れた」「相手がわたしに冷めて別れた」などとキーワードを割り振って自己分析したという。その結果彼女は自らを

「共感能力に欠け、自分を惹きつけるものに対して我慢することができない。それゆえ無意識のうちに自虐的になる。よりよくなると決め、自分自身の性格を根本的に変える必要がある」(p. 223)

と分析している。

 次々と恋人を作ったり、読んだ作品に影響されながら自分の作品を作っていることからもわかるように、彼女は移り気なのである。当時流行りの共産主義実存主義に感銘を受けながら、熱が冷めると次の話題に飛び移る。出会ったものに影響を受けやすいのだ。しかしいろんな思想に触れたり作品を読むのも、究極的には自らを癒すためなので、仕方がないのかもしれない。

 

 一方作家としての彼女だが、こちらは堅実な印象を受ける。例えば彼女の創作技法として「創造の種が芽吹くのを待つ」というのがある。アイデアを思いついたらすぐには取り掛からず、書く機が熟するのを待つのだという。女にはすぐ飛びつくくせに、自分の作品に対しては慎重に接しているのが窺い知れる。その手法を実践した結果、ヒット作を連発しているのだから、彼女の創作の姿勢には大いに学ぶところがある。

 作品を書く上で経験が不可欠かという話がある。その是非はさておき、ハイスミスは経験によってさらなるアイデアを生み出すタイプのようだ。それも彼女の創作の姿勢を見れば納得できる話で、彼女はあくまで自分の治癒のために書いているようなところがある。そのために「自分を癒せるような」面白い話を生み出さなければならない。したがって自分の経験から書くことが、一番目的に近づけるのだろう。

 ゆえに、彼女に共感できるタイプなら一番彼女の物語を楽しめるだろうが、だからといって共感できない人間を排除するような作りにはなっていない。彼女が私小説としてではなく、サスペンスという形態できっちりプロットを練っているのがその証拠だろう。主人公に共感できなかろうと、罪を犯した人間が公権力から華麗に逃げるアンチヒーロー的なスリル(たまに逃げられない時もあるが)は万人に通じる面白さではないかと思う。ただまあ、その面白さを支えているのは結局内心の描写、つまり私小説的なところではあるのだが。

「才能とは、ずっと努力してそれを開花させていく者にとっては賜物とはならず、一瞬にして上昇し、すぐ地に落ちる彗星に等しいものになる」(p. 603)

 創作関係に関して、ハイスミスは地に足のついた持論を持っていると思う。

 エッセイ的なものを書き続けたところで、自らの体験には限りがある。そもそもハイスミスは自分のことがあまり好きじゃないのだ。そこで体験をストーリーに作り直すことで、体験を幾つにも「翻案」できる。それは結果的に功を奏した。自らを癒し、自らの境遇とは遠い人間も楽しませることができる作品を作り出すことができたのだ。

 

 そこで最初の疑問に立ち戻るが……情緒不安定な女が(男でもいいけど)、どう幸せに生きるか?その答えはこの本には書かれていない。だってハイスミスは誰にも看取られず、一人きりでスイスの病院で死んでいくのだから。それが本人なりに幸せだったのなら、いいけれど……客観的にそれが幸せかと聞かれると、そうは思えない。この本から読み取れる「ハイスミスが幸せだった時間」というのは結局、誰かと一緒にいる時か、執筆しているときかのどちらか。それも歳をとるにつれ信頼できる友人は減っていくし、執筆だって強迫観念的なところがある。

「彼女の友人の多くは、ハイスミスが書くことができなければ間違いなく殺人か自殺のどちらかを犯しただろうと考えていた」*3

なんてことを友人から言われていたようだから、結局書くしかなかったのだろう。

 しかしそれが、多くの読者を勇気づけることもあるのだ。自分を幸せにできたかはわからないが、少なくとも読者は彼女の作品を読み、元気づけられている。小説の中でなら、私たちは殺人を犯してもいいし、何ら悪びれもせず逃げても許されるのだ。

 

 他にもハイスミス毒親エピソードやカポーティを見下していたものの実際に会ったらいい奴で手のひらを返して好きになった話、ミソジニーデートDV、晩年の人種差別エピソードなどおもしろ(胸糞)話が盛りだくさん。高価で鈍器並みに分厚いが、しかし、それが気にならないほどの面白さはある。さらに彼女の本を読んで共感できるような自認ハイスミスの方には諸手を挙げてお勧めできます。

 限界独身女性(笑)の自分としては、個人的にかなり共感できる一冊だった。また、悩める創作者に深く刺さる本ではないかと思う。

 

 

*1:ハイスミスの著作で誰も手首は切ってないし、毒を飲んだのは彼女の母親ですが。)

*2:概要はWikipediaに書かれている。個人的には翻訳者の柿沼瑛子さんのの『キャロル』の記事がハイスミス自身についてわかりやすく書かれていて好み。パトリシア・ハイスミス『キャロル』(今回の執筆者・柿沼瑛子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

*3:こちらの記事参照。パトリシア・ハイスミスが愛したスイス - SWI swissinfo.ch

サマソニ行ってきた

8月16日の「SUMMER SONIC 2025」(サマソニ)に行ってきた。めちゃくちゃ良かった。

私は今までサマソニに行く、という発想すら持たないほどにはバンドを生で聴くことに興味がなかった。ただ、今年は私の好きなバンドが出るのと、チケットを購入した4月当時、始まったばかりの労働に絶望していたので、ストレスを発散するために勢いで買った(しかもプラチナチケット)。

当日ギリギリまで無駄遣いだったかなぁと苦悩しつつも、当日を迎えた。

結果的には、サマソニに行ってよかったと思う。

 

タイムテーブル

 

 

なぜFOBプロディジーをかぶせたのか。これがわからない。

ポタロビとBloc Partyをかぶせるのもやめてほしい。

 

前日、汗拭きシートやスポーツドリンクを諸々準備した。飲み物を4本凍らせて持って行ったけれど、最終的にはギリギリだった…。

当日は、会場に9時半ごろに到着した。お目当てのバンドは11時20分から開始だったので割とゆっくり行動できた。会場に着いてクロークに荷物を預け、物販でTシャツを買った。

 

Ave Mujica

アークナイツとコラボするという予備知識ぐらいしかなかったけれど楽しめた。一応一番有名っぽい曲『Ave Mujica』を予習してきたけれど、多分当日はやらなかったと思う。どの曲もカッコよかったので他の曲も聴いてみたい。衣装がみんな可愛くてテンション上がった。

MC一切なしという潔いステージだった。

 

LiSA

国際展示場からマリンスタジアムまで移動した。最初の方はお昼ご飯を食べながら見ていたけれど、i-dleの前方の列を取るために後半だけ生でステージを見た。めちゃくちゃ歌うまかった。

 

i-dle

お目当ての一つ。よかった。

炎天下の中、開演を待っている時は命の危険を覚悟したが、彼女たちが登場してからは疲れも吹っ飛んだ。スタッフの人がポカリ配ってくれたのはありがたかった。

全体的に、ほぼ知ってる曲だったので楽しめた。セトリも完璧だったと思う。最初に『Super Lady』が来てぶち上がった。最新曲『Good Thing』も超カッコよかった。

「i-dleを知らない皆さんに、i-dleを紹介する曲をやります‼️」と言ってやった曲が『Wife』(家父長制を皮肉る曲)だったのはパンチが効いていた。その後の『My Bag』もカッコよかった。みんな踊りうまくて可愛かった。日本語のMCにも萌えた。

i-dleは全ての曲にストーリーとか世界観があって、やはり好きだと再確認した。

(以下無駄話)

i-dleはどちらかというと昔のオカルトっぽい曲の方が好きなので、楽しめるかなぁと不安だった。でも昔の曲『LATATA』も入れてくれているあたり配慮してくれていると感じた。私が一番好きなのは『Oh My God』という曲で、「自分×自分」のカップリングの風味を漂わせるニッチな需要に応えた曲(独自見解)。今回はやらなかったのだけど、いつかライブで聴いてみたい。

 

スチャダラパー

i-dleで疲れすぎてとにかく休まないと死ぬと思い、ビーチステージに移動。まったり休みながら聴こうかなと思っていたのだが、演奏が始まるといつの間にか前方に移動していた。知ってる曲で雑に踊れてよかった。演奏もMCもゆるい感じで癒された。MC一番面白かった。近所のおっちゃんみたいな雰囲気が心地よかった。短い時間なのに満足度高めだった。サマソニ行ったら絶対ビーチステージ行った方がいいです。ビーサン持って行けばよかった。足もとが砂でふわふわしてて足に優しかった。

 

Bloc Party

サマソニのチケットを買った元凶。結論から言うと超よかった。

私がBloc Partyを知ったきっかけは、Crystal Castlesの『Hunting for Witches』のカバーからだった。

Crystal Castlesというバンドはもう存在しない。性加害の問題を起こしたのでもう二度と復活しないことが定められている。大っぴらに好きともあんまり言いたくないのだがしかし、Crystal Castlesに鬱屈とした青春を救われたのも事実。あの鬱っぽいエレクトロポップだかパンクだかでしか得られない救いがあると思う。

私はいまだにCrystal Castlesに似た曲や関連曲、バンドを探し続ける亡霊と化している。Bloc Partyを聴いているのもその一環といえるかもしれない。とはいえ、『Hunting for Witches』だけでなく、いろいろな曲を聴いているうちに、Bloc Partyが好きになっていった。

そんなわけでBloc Partyを観にいったのだけど、本当に良かった。Youtubeにある公式のライブ音源より、明らかに声や演奏の安定感があったと思う。代表曲『Banquet』『Helicopter』でぶち上がり、踊り狂った。超カッコよかったしオシャレだった。Bloc Partyの曲は、激しいだけでもおしゃれなだけでもなく、両方が共存しているのがいい塩梅だと思っている。歌詞も鬱屈とした人間に刺さる感じでいい。メンバー同士の雰囲気もよく、演奏も噛み合っていた。客層の雰囲気もすごく良くて、各々自由に踊っていた。やっぱりポストロックは最高!

文句のつけようのない最高のライブだったのだが……ただ……『Hunting for Witches』をやって欲しかったなあ!!人気曲だからやってくれるんじゃないかなぁと思っていたけれど、そうはならず。次の来日までのお楽しみということかな。次来日したら絶対行く!

 

The Prodigy

過酷だった…。

まず、待機中のUKロックか何かのリミックスの選曲が良すぎて否応なしに期待が高まっていく。ついにプロディジーが登場するとモッシュが起こったので、ちょっと後ろの方に避難した。1曲も知らなかったけれど全然楽しめた。

しかし色々とカオスですごかった。曲が終わったと思いきや、なんか演奏がまだ続いてて、すぐ次の曲に繋がる。そして皆またモッシュし出すという。人間は光がチカチカして低音が高速で鳴り出すと踊る性質になっているらしい。

ずっとクライマックスみたいな展開が1時間以上続いててどうかしてるんじゃないかと思った。ギターの人が「そこにサークル作って!皆下がって!」と命じると、前方にスペースが空き、輪を作りたい人間がたくさん集まってきて周辺がもみくちゃになるのだった。中盤からは前方で結構激しめなぶつかり合いも始まり、あーもうめちゃくちゃだよ。船漕ぎモッシュなるものも見られてよかった。みんな楽しそうだった。

超楽しかったものの、体力が限界突破した。

私は一人で来ていたので、一人で踊り狂う不審者と化していた。別に誰も気にしないのだけど、次は友達と来たいかな……。サマソニに私以外に一人で参加してる人いたのか?

 

プラチナチケットの所感

34,000円。初心者なのと体力が無さすぎるので、休憩スペースがたくさん利用できそうなこれにした。

自分的にはこれでよかったと思うけれど、慣れてくれば一般入場でもいいかなと思った。専用のクロークや物販の優先権にしても、クローク自体は早く来て並べばいいだけだし、物販も海外アーティストは空いてたので、優先権はなくてもいいかなと思った。

マリンスタジアム周辺で専用ラウンジを使えたのは昼食を食べる時に助かったものの、マリンスタジアムの、屋根のある2階席でご飯食べながらライブを鑑賞とかでもよかったと思う。

ライブの観戦としては、プラチナ専用エリアが用意されていて、そこだと簡単に前方に行けて便利だった。ただし本当に前方で見たいアーティストの場合は、一般用の区画に入る必要がある。

全体的に、計画的に動けば一般チケットで十分かと思った。座れるところはたくさん用意されていたし、きちんとみんな休めるように配慮が行き届いている印象だった。問題はトイレか。プラチナチケット専用のトイレがあったのだが、そこもちょっと混んでいた。仮設トイレは空いてたからそこを積極的に利用した方が良かったかもしれない。

 

ご飯

くじらのあいがけカレーおいしかった。

ピーナッツバターシェイクというギルティな飲み物を飲んだ。

きゅうりの浅漬けはサマソニと言わず毎日食べたい。

全体的にご飯のクオリティが高かった。

 

SONIC RADIO

諦めていたポーターロビンソンを、幕張メッセで公開収録されていたInterFMの「SONIC RADIO」で見ることができた。しかもMCがシャウラという。昔InterFMにハマってよく聴いていたので、ここで見られて嬉しかった。最後に写真撮影して!という掛け声もあり。素晴らしかった〜。インタビュー内容もかなーりよかった。

 

最後に

とにかく体力を使った。水分は余分だと思うくらい持って行った方がいいと思う。

全体的にはかなり満足した。アーティストを至近距離で見られるのがかなりよかった。肉眼で表情もわかるほど近くで見られる機会なんてそうそうないので。チケット高いな〜と思っていたけれど、今では安すぎると思うくらい。

来年も好きなアーティストが出るなら是非行きたい。

2022年良かった作品!!

 やります。

 2022年は、それほど作品数はこなせなかったものの、良い作品に巡り合えた年だった。2021年は琴線に触れる作品が少なく、感受性が鈍ってしまったのかと不安になったが、そんなことはないのだと安心させられた。少なくとも中学生の時くらいの感受性は維持しておきたいのだ。

 作品の良し悪しは、今の所「熱意」で判断していて、何かしら訴えたいことがあれば良い作品だったな、と思うことにしている。

 

映画

 

クリスチーネ・F

 ようやく観た。本当に良かった。GEOのレンタルで借りた。

 ストーリーは単にベルリンに住む14歳の女の子が薬物に溺れて破滅する話だが、そこに至るまでの過程が、淡々としているけれども嫌な映画。

 この映画から感じたことを言葉で説明するのは難しい。観終わった後、虚無感と謎の爽快感が残る。原作は、作者の実体験をもとにして書かれたもので、それを忠実に再現しようとする誠意を感じる。役者と舞台と時代が奇跡的に噛み合っており、独特の雰囲気を醸し出している。「奇跡的に」なんて大袈裟かもしれないけれど、映像にはなかなか出せないアングラな雰囲気が漂っている。大企業のビルと、駄弁る子供たちを一緒に写したカット、公衆トイレで注射器を手にする主人公、などなど、暗いシーンが盛りだくさん。主人公がラストに近づくにつれ、ボロボロになっていく姿もリアル。

 主人公が薬物に手を出すきっかけも、劇的なことがあったわけではなく、ただ退屈で、家族のことでちょっと問題があって、好きな人がたまたま薬物をやっていて、という、誰にでも起こりうるシチュエーション。

 保健の時間に見せたら、教育に良さそう。ただ、薬物のことだけではなく14歳の退屈さ、鬱屈、行き詰まりなど、痛々しい何かがこの映画にはある。

 監督のインタビューで語られていた役者の演技指導の裏側も興味深かった。薬物を射った時にどうなるのかは詳細に説明せず、「だんだん眠くなる感じ、伸びていく感じ」など、子どもにわかりやすい説明で指導したとのこと(この辺うろ覚え)。撮影当時は実際、ベルリンの動物園駅に薬物中毒の子供が立っていたそうで、まず彼らから受け入れてもらえることから始めたとも語っていた(ここもうろ覚え)。

LA HAINE(憎しみ)

 申し訳ありません。どう観たかはお察しください。DVDにプレミアがついており、どう考えても無職に手が出せる値段ではなかったからです。しかし再販されたら必ず購入したいと思っています。

 本当はこんなところに書かない方が良いのだが、書かずにはいられないほど、良い作品だった。これまで見た映画の中で上位に入る。構図も音楽の使い方も、ストーリーも洗練されている。その洗練というのは、舞台が芋くさい団地だったり、普遍的で不器用な友情を描いたからこそ映えるカッコ良さだった。

 たまたま銃を手に入れてしまった主人公。それを使ってやろうと意気込むものの、さてどうなるか、という話。

 正直、同系統の映画で言えば、トレインスポッティングよりも質が高いと思った(私はトレインスポッティングはかなり好き。T2も良かったしね)。ひとつひとつのシーンが、あまりにも日常で良い。団地に響く、誰かのDJの音楽の下で、住人がバスケやってるシーンとか。センスもいいしメッセージ性もあるし。洒落てるし。何だこの映画。それでも「カルトムービー」と呼ぶことを許さない揺るぎなさがあると思うのだよ。

 ↓ティザーPVだけでも魅力は十分伝わると思う。

 

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 いらない情報だけれども、今年出る拙作の1つのスチルは、この映画の1シーンをパクった。すみません。ごめんなさい。

 

 他には「普通の人々」「ボウリング・フォー・コロンバイン」も良かった。

 「普通の人々」は、名作と呼ばれるだけあって、丁寧な作りをしている作品だった。まあ、都合がいいよな、という場面はあったにせよ(カウンセラーがめっちゃいい人やな、とか、主人公が仲良くしていた女の子の最後とか)、テーマを表現するためなので特におかしいとは思わなかった。

 

ドラマ

メア・オブ・イーストタウン

 上手い。作りが。まとまっている。固い。些細なこと(些細でもないが)を描いているのに、きっちり見せ場とオチがついている。すごい。

 とある郊外の小さな田舎町で、シングルマザーが殺される。主人公は捜査に乗り出すが、犯人探しは難航する。犯人となりうる人物は、ほとんど彼女の顔見知りか知り合いだった。

 すごく好きなシーンがある。捜査の応援に、主人公の所轄に州からやり手(?)のコリンという刑事がやってくる。主人公のメアはコリン刑事に最初反感を抱いている。しかし物語中盤、捜査が難航していることから、メアはコリン刑事に、過去にどのように事件を解決したのか聞く。そこで彼は、

 「特に秘策はない(No magic.)。ただ熱心に捜査しただけだ」

 と返す。

 ちょっと心を動かされた。一般に天才キャラ、頭が良いキャラクターというのは、常人が発想できない方法で物事を解決する、と描かれがちだし、読者もそれを求めている。しかし実際の頭が良い人というのは、大体は地道に手数を積み重ねて何かを成し遂げていることが多い。あんまり派手さがないので、エンタメの中で描かれることはあまりないかもしれないが、この作品はきちんと能力の高い人物を人間味のある形で書いていてとてもよかった(さらにこのセリフには、物語が進むと、もう一段階のひねりがある)。

 

Fargo シーズン1、2

 軽いノリで人が死んでく。ジャンルとしてはブラックコメディらしい。確かに、セリフには大体ひねた笑いが入ってたりする。サラッと見れて面白い。現在シリーズは4まであり、全てのシリーズに警察官・市民・殺人者の3つの陣営?が含まれているのが特徴。そして市民はちょっとしたきっかけや偶然で、殺人を犯してしまう。話もまあ、綺麗に収まってるし。

 

 あとは「ケイゾク」の記事をBadCats Weeklyさんに寄稿させていただきました。ばじるちゃんに文章を手直ししてもらっているのでちゃんとしたものになってると思います。

【ノベルゲーム講座】第4回:ノベルゲームの演出を、刑事ドラマ『ケイゾク』から考えてみる | BadCats Weekly

 
小説
アサイラム・ピース

 アンナ・カヴァンの短編。ほしい物リストから、ななださんからいただいた。本当にありがとうございます。

 文章を読む快感がある。読んで良かった。ほぼ著者のエッセイなのかな、と思った。他人に迷惑をかけていることをわかりつつも内側に内側にこもってしまう女の人。まあ、そういうことはある。周りからはこの人が苦しんでいることは一切わからないし、この人もそれを自覚している。

とうもろこしの少女、あるいは七つの悪夢

 J・C・オーツの短編。これめっちゃ良かったです。やっぱり表題作が好き。なんというか、ここまで憎しみを文章で書けちゃうのすごいし、もっと言えば、羨ましいなーとか思った。展開もちゃんとエンタメしてるし(してるか?)。文章も読んでいて楽しいし、密度がある。

パトリシア・ハイスミス作品いろいろ

 この人に関しては色々なところで書いているので、今更書く必要もないかとは思うが、しかし2022年一番読んだのはハイスミスなので、書かざるを得ないのだ。

 短編集「回転する世界の静止点」「目には見えない何か」「11の物語」を再読した。やっぱ面白い。個々の感想は色々あるけれど、主には上に書いた2人の作家とハイスミス、何が違うのかを考えてしまった。

 ハイスミスは文章を読む快感を追求するタイプの作家ではない。文章は平易で、密度があるわけではない。淡々と情景と出来事を描写し、たまに意地悪な心理描写が挟まるくらいで。行為も心理描写もわかる人はわかる程度にしか書かれておらず、上品すぎる(ここがハイスミスの好きなところなので、褒めさせてください)。ブコウスキーやパラニュークほどの破天荒さもないし。さらに、しばしば「ミステリー」と銘打って売り出されているが、そもそも彼女はミステリーを書いていない。ここにも不幸なずれがある。なので物語を読んでも、全体的に何も起こらず、退屈だと感じる人はいるだろう。

 ハイスミスを読んで驚く層が狭いんじゃないだろうか。ヨーロッパでは人気らしいけれど。

 私の周りでハイスミスを読んでいる人をほとんど見たことがないし、いても積んでいる。理由は上記に挙げたものじゃないかと思ったりする。ただ、彼女は現在においても新しい視点を持った作家だと思うので、興味を持った方はぜひ読んでほしいと思う。

 ちょっとまとまりがなくなりそうなので、ハイスミスに興味を持った人におすすめする本を挙げて終わりにする。

 短編「11の物語」 特に「ヒロイン」を最初に読んだらいいと思う。この話が好きなら、おそらく合うと思う。ヒロイン願望を持った家政婦のお話。これ1940年代に書いたのはほんと、すごいと思う。Twitterの読み切り漫画でこういうのありそうだもん。

 長編「キャロル」とっつきやすい。

 「愛しすぎた男」初っ端から飛ばしているので読みやすいかも。架空の恋人との生活を妄想している主人公が出てくる。

 「太陽がいっぱい」面白い。ただ、初心者に薦めるかと言われると、好き嫌いは分かれそうな気がする。

 

 他「偽装死で別の人生を生きる」「ヤンキーと地元」「アップルパイ神話の時代」面白かった。「椎名林檎論」買ったので読みます。

 

漫画

 特に読んでない。「モテキ」面白かった。あと華倫変を貸してもらって読んだけどこれも面白かった。てか華倫変って病んでるわけじゃないよね。

 中村汚濁先生の「初潮」を、スピリッツで読んだ。先生の漫画を言葉で解説するのは難しい。言葉で届かない部分を描いてくれるので。

 汚濁先生の好きなコマはたくさんあるけれど、特にここがお気に入り。

 見開いたノートに「同じ偶像崇拝」とバシッとセリフが決まってるのがかっこいいと思った。(「天使に食べられたい」)

 この漫画の場合、多くの説明なしで、セリフと少ない言葉で構成されてるのがとても良い。説明あったほうがいい人もいるかもしれないけど、私はなくていいと思う。

 これは別の漫画のコマ。(「超能力少女と失恋」)なんだか文学的で痛々しい。汚濁先生の作品のいいところは、痛さを客観視して、なおかつそれを肯定しつつ、たまに否定しつつ描いているところ。痛さを客観視するって、難しいことだと思う。やっぱどこかでカッコつけちゃうところがあるもん。

 

ゲーム

NIKKE

 私は、決してエッチな絵のために、このゲームをやっているのではありません。あくまでストーリーを追うためにやっているのです。

 本当です。

 クリスマスに課金なんかしてません。

 本当ですから。

 マジで、メインストーリーが面白いのは本当です。ポストアポカリプスというのか。人類がラプチャーという生物兵器にほぼ抹殺された後の未来、人間は地下に住み、地上の奪還を目指すという話。

 特にアニスが好き。あんまりソシャゲとか詳しくないけれど、こういうキャラをメインに持ってきていいんだと思った。

 アニスは一見明るくて皮肉屋の女の子だが、過去に何か辛いことがあったのか、心を閉ざしている。他者が信用できないらしい。過去を頑なに話そうとしない。プレイヤーの分身である指揮官にも完全に心は開いてくれない。そして他人を疑うあまり衝突を起こすこともある。

 私が好きなやりとりがこちら

 

 指揮官が気を利かせて、冷蔵庫に炭酸水を補充するけど何味がいい?って聞いた後、アニスがその行為の真意をなぜか疑ってくる。

 そして疑ったわけは言ってくれない。だって自分の猜疑心がバレたら恥ずかしいもん。なあ。これって最高に少女じゃねえか?もっとアニス書いて運営さん。アニスのイベントが欲しいです。ニケはアニスがいないとマジで成立しないから。

 あと地味なポイントとしてプレイヤーからの自発的なセクハラがほとんどない。こいつらのカッコがもうセクハラかもしれないけどそれは置いといて。

 それはおそらく、相手を尊重する、というメッセージがニケの根幹にあるからだ。

 機械であるニケは「指揮官様に絶対服従」というルールが設定されている。しかし、みんな完全に指揮官のことを尊敬しているわけではない。ストーリーでもニケたちを気遣って、こちら側が譲歩する場面が結構ある。それがわかるとニケ側が初めて指揮官側を気遣ってくれたりする。そう、突然キャラに接待されたいわけじゃない。接待したい。私はMです(デスノート)。

 

 あとは「さよならを教えて」の記事をBadCats Weeklyさんに寄稿させていただきました。

【ノベルゲーム講座】第5回:新作『Silence of Switchblade』の原点を訪ねて 〜『さよならを教えて』における狂気とは 〜 | BadCats Weekly

 

制作中のゲームについて

 色々と言わなければならないことはあるかと思うものの、言えない。すみません。今しばらくお待ちいただけますと……。てかアーリー版とか誰もやらないと思ってたのにやってくださった方々がいるらしくて、もう震えてます(今自作のエゴサすると気持ちが折れそうなので全然感想見てません、すみません)。

 アーリー版の100倍面白くなるので……。いやハードル上げんなよ。そこに至るまでも色々紆余曲折があったんです……。言い訳言い訳……

 

2022年私事まとめ

 面白くないです。自分のために書く。

 一人暮らしを始めたり、仕事辞めたり(まだ次の仕事見つかってねえし、バカ)、ゲームを作りながら鬱々としたりした。

 2023年の目標としては、もうさっさとゲームを出すことと、就職。あとは、いろんな人と会う。まあこれは、あくまで努力するってことで……コミュ障。

 2022年に起こった人生の大きなイベントは、両親が離婚したことかもしれない。ここに書くべきか迷ったけど書いてしまう。

 離婚なんてありふれたイベントだと思っていたが、離婚届に判を押した後の父親を見て、ビビった。父親は泣いていた。正確には、泣いた後のようだった。あれほど悲壮感漂う父親を見たことがなかったし(よく父親を観察したこともないけど)、次に見るとしたら身内が死ぬ時くらいだなと思った。両親の仲は長い間冷え切っており、物を投げたり怒鳴り合いの喧嘩がよく起きた。だから情など残っていないと思っていたのだが。

 ここで痛感したのは、当たり前だけれども、離婚という「ありふれた」ことが、実際にはかなり辛いのだろうということだった。知り合いでも若くして離婚した人を何人か知っているが、その人たちもかなり精神的に参っていたようだった。

 こういうことがあると——物語の話になるが、悲惨な出来事、イベントをフィクションでただ書き連ねることの無意味さを感じる。

 他人と違う出来事、珍しい出来事ほど悲惨さの度合いが強い、なんて思ってしまう風潮があるように思う。しかし悲惨さ=その人の感じた悲しみ、ではないし。取るに足りないことが、人生に傷跡を残すことはある。でも、それを周囲に言っても「よくあることだね」で終わらされてしまう。そのためには悲しい物語を作り上げなければ、わかってもらえない。仕方のないことかもしれないけれど。

 だからこそその救われない部分を拾う物語が描けるようになればいいな、なんて思った。他人にわかってもらうよりも、物語にわかってもらえる方がまだ可能性があるとも思うし。

 ……とはいえ、私の話に戻るが、
 私はやはりサスペンスを書きたいし、殺人のイベントは、絶対に外せない。そのため、どうしても過激になる。フィクションでしか人を殺せる場所なんてないので、人間の心理はちゃんと書けるようになりたいけれど、同時に私は気が済むまでこの箱庭で遊びまわるつもりだ。

 

 (個人的な家族の事柄は、普段なら一回書いて絶対に消すが、今回は残すことに決めた。所詮、やはり「ありふれた」ことなので、これを書かないということは私が逆に離婚というものを重大に捉えている感じがして、癪だった)

2021年よかった作品!!!! +2021年活動まとめ

 

 

良かった作品

 2021年はおそらく労働であらゆる創作物を見る気力を奪われるだろうと年明けに思ったので、かえって積極的に映画や文章や漫画を読んだり見たりするようにしていた。良い作品を見つけようと頑張ったつもりだけれど、ピンとくるものが少なかった。それは、自分の感受性が低下しているのか、もしくはそもそも合う作品がなかったのか、後者だと信じたい。

 一番心を動かされたのは音楽だったような気がする。クリスタル・キャッスルズとかIC3PEAKとかLittle Bigとかそこいらの音楽を聴きながら仕事終わりにチューハイを飲むのが幸せだった。クリスタル・キャッスルズのイーサンはムショにぶち込まれたので音楽を作れなくなってしまった。何があったのかは知っているけれど、それでも、彼の新曲が聴けないのは辛い。もちろんアリスの曲も素敵です。それとは別にイーサンの曲が好きだったし、初めて彼らの音楽を聴いた時から何年か経ってもなお、彼の曲以上にしっくりくる曲を見つけるのはなかなか難しいなと思っている。

 彼の曲が好きなのは、本当に誰にも否定されたくない(彼がどんなに最低なことをしようと、です)。

 

 作品に関する詳しい感想はあんまり書く気力が起きなくて(あと冬コミで頒布した設定資料集に、あらゆる作品について言及したため疲れたのもある)名前と一言コメントを羅列することでよかった作品を紹介する。

 

映画

殺人の追憶

ポン・ジュノ監督。当然ながら良い。韓国の農村地帯の雰囲気がよく出ているし、キャラも立っているし、鬱屈とした雰囲気は漂っているけれど乾いている。たまにクスッと笑えるシーンもある。

 

・殺人の告白

韓国のB級映画。完成度高い。伏線回収も完璧と言っていいと思う。適度な胸糞悪さ、韓国映画特有のグロさもあるし、サスペンスとして高い密度で作り込まれている。

ポスターがパク・シフさんという人気韓流イケメン俳優を大写しにしているので「どうせ話題作りにイケメンを起用しただけの映画なんやろ?」と最初は思い込んでいたが、それすらも伏線にしてしまう構成力の高さ。サスペンスのお手本みたいな映画だった。

日本でリメイクもされているらしいので好きな方を見たらいい(個人的には韓国版のが面白いと思う)。

あと、アクションシーンは絶対にいる。いるったらいる。

 

シティ・オブ・ゴッド

当然ながら良いやつ。なるべくしてなった悪ガキとそうならなかったガキがかわいい。

 

・まともな人

城戸さんが見てたので見た。タイトルが嫌な感じだし本編もずっと嫌な感じがする。観るの辛かったです。

 

・天使のくれた時間

こういうの弱い。「素晴らしきかな人生」とか。「もう一つの人生」系映画で泣かないやついる?

 

・息もできない

これもよかった。

 

テルマ&ルイーズ

名作を見ておこうと思って見た。いいやつだった。

 

・ロミオ&ジュリエット

グレート・ギャツビー」のバズ・ラーマン監督の映画。よかった。ビジュアルで押すやつ。

 

 

・あなたに不利な証拠として

これよかった。アメリカの女性警察官のリアルらしい。

 

・ミルクマン

嫌いな作品になる一歩手前だった。でも嫌いになったら負けな気がして、頑張って読んだ。

語り手の生きた時代の閉塞感や理不尽さを強く訴えかけてくる。最後までかなり救われない。語り口調は軽妙だがそれが逆に辛い。親も恋人も友達も全員冷たいし、ほとんど主人公の味方がいない。主人公が窮地に陥った時、都合良く助けてくれる人間も現れない。なので、本当にわずかな希望を見つけようとする主人公を応援したくなる。というか応援しようという気で読んでいないと読み進めるのが難しかった。彼女の置かれている状況がかなり厳しく、それは頑張ってどうにかなる問題ではないらしいので。

こういう戦時下の作品は暗くなりがちだしなんなら主人公に怒りを覚えることもあったりするけど(悪童日記とか)「ミルクマン」の場合わりと理不尽さについて説明を加えてくれるのであんまり怒りとか覚えなくてよかった。不条理って感じがあまりしない。

固有名詞を省き、名前のない人々として書くことで物語に普遍性を持たせているという感想を見かけて、確かにそれはいいなと思った。メイビーBFとかちょっと笑う。

 

・回転する世界の静止点

再読。Pハイスミスの短編は後味がほんのり悪くていい感じだし、人間は哀れな存在だけど毎日頑張って生きてるんだよなって元気をくれる。不快さの匙加減がうまい。この作者は下品な限界鬱ポルノを書いて悦に浸らないだろうという安心感がある(たまに全てを諦めたような、人間がゴミみたいに扱われる作品もあるけど、多分低俗さは自覚している)。あと、タイトルもいい。

 

・ここから世界が始まる

カポーティの掌編集。別に良いんだけど、カポーティってもしかして性格いいのか?って思った。もうちょっとニヒルな感じかと思ってた。他の作品も読んでみないとなんとも言えない。

 

 

他には多摩美Youtubeのデザイン講義とか見てたりした。深澤●人の講義がおもんなすぎて泣いた。デザイナーが職人って考え方があんまり好きじゃない。ただそれ以外のデザイナーの授業は面白かった。

 

 

 今年はカーヴァーとかチャンドラーを読みたいです。

 

 

2021年の活動

 

 あんま動けてないです。いや、動いてはいますが色々行き詰まったり作業が果てしなかったりで完成する目処が立ってないです。Summertimeの作品を待っている方がいらっしゃったら、とても嬉しいことです。気長に見てくれるとありがたいです。制作しているゲームの詳細は言えないですがめっちゃスチル描きました。

 今年は冬コミで設定資料集を頒布しました。スペースに来ていただいた方や差し入れ、Boothの通販で購入いただいた方やBoostしてくださった方、本当にありがとうございます。収益はゲームを派手にするために使ったり、コーヒー代にします。早速設定資料集についてご感想くださった方もいて、感謝です。この本にはペイシェント・ゼロっていう短編がついてますが、何か面白かったところとか逆に不満だったところとかあれば適当に感想書いてくれると嬉しいです。

 レビューやご感想もありがとうございます。多分ほとんど見てます。励みになっていたり、逆に気を引き締め直したりしてます。感想はなんでも嬉しいしゲームのスクショだけでも嬉しいです。

 今年は何かしらゲーム出したいと思ってます。頑張ります。

 今年もよろしくお願いいたします。

2020年よかった作品!!!

 書こうと思ってたのに忘れてた!!!!!

 

 1 パラサイト(映画)

 解説不要ですね。なんも言えねえ。

 なんも言えねえよ。

 笑いと感動と人生の厳しさが全て詰まっている。画面作りと脚本全てが完璧でユニーク。なんだろうこの、なんだろう。すごい言語化が難しいです。ポン・ジュノ監督は映画作るのマジで楽しいんだなって言うのが伝わってきました。

 好き嫌いは分かれると思うんですけど、誰でも見たら何かしら得るものはあると思います。映像作りや脚本の構成、キャラクター造形など。堂々とおすすめしたいです。とはいえ自分この映画めっちゃ好きになっちゃったので、他人の感想とかほとんど見てないし、いわゆる「この映画は俺のためにあるんだ!!!!」モードに入ったくらい好きになったので積極的に進めたくない(は?)。初めて映画館に2度足を運んだ映画です。これ見て自分が創作する必要ってあるのかなってめっちゃショック受けました。

 まともに感想書けなくてすいません。自分ってまだ、作品からこれほど衝撃を受けられるんだと思い知らされました。でももしも見るときはあんまり期待を高めないで見てください、これはあくまで個人の意見なので

 

 2 かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた(小説)

 感想ここに書いてます。

 ドキドキハラハラなサクセスストーリーです。ノンフィクションです。
 エンタメに求めるもの全部入りでした。Amazonレビューが少なすぎるんですけど、なんででしょうね。これマジで面白いですよ。実話とは思えないほど波瀾万丈なのです。アメリカの田舎生まれの黒人がロシアで興行師として大金持ちになる話って聞いただけでもワクワクしませんか?海外文学、特にロシア文学が好きな人は読んで損はないです。面白すぎて徹夜して読んじゃいました。もうねーロシアの華やかな舞踏会が目に浮かんでくるようで本当に素晴らしい。映画化してくれ〜

 

 3 id:INVADED(アニメ)

 自分はあんまりアニメ見なくて、理由は恋愛ものと学園ものが苦手なので見られるタイトルが少ないからなのですが、これめっちゃ面白かったです。脚本の力を感じました。あと絵柄も個性的でかわいいです。
 主人公のキャラがよかったです。主人公と妻、子供のエピソードはなんか泣いちゃいました。あれはずるい。しかも御涙頂戴的な感じではなくて、きちんとストーリーの必然上にあるのはすごい。ラストも解決したけどモヤっとした余韻を残す感じが、刑事ドラマっぽくてよかったです。
 OPとEDがカッコ良すぎる。センスが良です。中毒性あります。

 

 そういえば、自分は大好きなアニメに「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」があって(学園ものじゃん・・・)これは高校に行くことが一般的では無くなった時代に、高校の存在意義を問う的な作品なのですが、主人公がひたすらに魅力的なんです。

 id:INVADEDとは別物の作品ですが、共通しているところもあります。主人公がどこまでも不可能に見える課題を達成しようとあがいているのです。

 もちろんほとんどの作品は課題を達成するという流れで作られている訳ですが、この二つはその描き方が非常に上手いです。両者とも立ち向かってくる壁が高すぎてラストも全てが解決されてはいないのです(イドは人間の深層心理、悪だったり、まなびは周囲の無関心だったり)。それでもなんとか手の届く範囲で問題を解決して、これからも立ち向かっていく。そんなかすかな希望がラストに感じられます。

 そういう、万能ではない主人公がなんとか頑張る作品っていいよねって思いました。

 

 4 そんな彼なら捨てちゃえば?(映画)

 

 電話が来ない-忙しいのよ。

 結婚しない-愛があれば関係ないわ。

 浮気してる-正直に打ち明けてくれたの。

 いいえ-彼はあなたに気がないだけ。

 

 ↑声に出して読みたいキャッチコピー

 「男子禁制のガールズ・トーク・ムービー」らしいですが、誰が観ても面白いと思います。

 最初は全く期待しないで観ました。タイトルがタイトルなので。

 ・・・開始数分で「マジ」になって観てました。みんなキャラが濃い。普通にそこらへんで起こってそうな出来事が連鎖して、悩み解決へ向かう、その過程がめっちゃ面白いです。ジジが好きです。あの空回りする感じリアルすぎやしませんかね!

 

 5 ラ・ラ・ランド(映画)

 これも説明不要ですね。すごく好きな映画です。曲が良すぎます。人生ってそんなもんなんだよな・・・

 

 6 FARGO/ファーゴ シーズン1(ドラマ)

 クソッ!!!このドラマは観たこと秘密にしようと思ってたのに!!!

 いや・・・完成度が高すぎて、自分の次のゲームの元ネタにしようと思ってて、完成するまで観たこと隠しとこ!って思ってたんですけどやっぱり良かったので書きます。

 まず、殺し屋と冴えない中年サラリーマンが出会う……っていう始まりからして、めちゃくちゃ期待値が上がりませんか???

 映画のように映像が美しく、ジェットコースターのように話が展開していきます。好き嫌い分かれるタイプのドラマです。オチも綺麗です。

 

 7 猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追え(ドキュメンタリー)

 これは完全なるタイトル詐欺ですね間違いない。騙されたと思って見てみてください。全情報が一切ない方が面白くみられるタイプのやつです。ドキュメンタリーなのに。

 本当に実話なのか?と疑うほどに気味が悪い事件を取り扱った作品です。「コリアタウン殺人事件」が気に入った方なら好きになると思います。自分は現実とフィクションの境目が曖昧になりました(全て実話ですが)。

 もし見た方いらっしゃいましたら感想教えてください。かなり賛否や感想が分かれる作品だと思います。

 

 もっともっとありますが疲れたのでこの辺で・・・

 

 2020年はBadCats Weekly様に寄稿もさせていただきました。作品について書ける場を提供していただき、とても嬉しかったです。この場を借りて御礼申し上げます。

 

badcatsweekly.com

 

badcatsweekly.com

 

 インタビューもしていただき・・・もうびっくりです

 

 昨年はべおちる関係でいろんな方にお世話になり、もう感謝しっぱなしの一年でした・・・。音楽などかなり豊作でしたが、解説できるほど詳しくないので省きます。

 今は頂いた「シェル・コレクター」「図解解説 警察の仕組み」を読んでいます。読み終わった本の感想も書いていきたい・・・。

   

本の感想

  誕生日プレゼントに欲しいものリストで欲しいものを送っていただいたゆえこの機会に本の感想でも書こうと思う。本当にありがとうございます。

 

-------感想とは関係ない話

 ……本来ならば「ベオグラードメトロの子供たち」の振り返りなどを書く予定で、現に2週間前から3000字程度の下書きを書き進めてきたが、今見ると伝えたいことはすでに公式アカウントで宣伝し尽くしてしまったように思える。その記事には協力していただいた方(ばじるちゃん、poroLogueさん、バーチャルねこさん)への謝辞も含まれていた。しかし、感謝の言葉はご本人に直接伝えれば良い。自分のイラストを見てくれたり文章を読んだり応援していただいた方々には今ここで御礼を言わねばならない。本当にありがとうございます。普段から応援してくれる人がいたおかげでモチベーションが維持できたし、助けになった。

 つまるところ、その振り返りの記事で重要なのはこれだけだし、自分が作品をどのような環境下で作ったか、どのような感情を抱いたか、などは今振り返る気になれない。もともとそのような作品以外の点をつまびらかにするのはあまり好まない。よって振り返りはここで終了。

-------

 

 今回頂いた本はこの下に感想を随時追加していく。

 感想を書くのは難しい。このご時世誰かに矛盾や一貫性や知識のなさを叩かれて終わりという悲惨な末路が多すぎて、何かを発信することに恐怖心を感じる。自分は適当に発言することが多いので尚更怖い。だから話半分に読んでね。本の内容については多少端折って語る。

 

 去年頂いた本には少し触れておくべきだろう。

 

 「RED」…デザイナーがナチスについて解説した本。フォントがらみの話はデザイナーならではの視点で、執着さえ感じた。紹介されていた映画もセンス良かった。ただ根拠の見えない歴史の独自解釈は少し気になった。デザイナーに求めているのはデザインの観点。

 「かくれた次元」…大学の教授がずっと勧めていたので読んだ。教授が勧める理由はわかったし、多少理解するのに時間がかかるところもあったものの興味深く読めた。人間の認知に関する本。これ読むデザイナーってどれほどいるんだろうとは気になった。

 「虐げられた人々」…ドスさんの本。この人の文章を読むとマジで影響されるので危険。パロディしたくなる文ですよね。なんなら脳内会話もまわりくどくなる。ロシアン激情物語で、この作者の本が好きなら気にいる内容だった。主人公は萌えキャラ。

 「狙われたキツネ」…チャウチェスク政権時代のルーマニアの物語。どれほどひどいことが行われていたかはネット上にごまんと資料があるので割愛。この本には政治的要素は直接的に描かれていない。ただ登場人物たちの息苦しい生活が描かれる。良い本だった。物語の力。正直影響された。今の時代に読むべき、とかあまり言いたくないけれど、多くの人に読んでほしい。

 

 

 今年の本の感想。いちいち写真を載せていく。頂き物の写真をインターネットに載せる習慣がないけれども(あくまでプライベートな品物であると認識しているため、気が引ける)今回は届いたという報告も兼ねて

 

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 「『正しい政策』がないならどうすべきか」…某氏が読んでいたので興味を持った。政治哲学というジャンル自体知らなかったので、途中でこれは自分が読むべき本なんだろうかと一瞬迷ったが別に誰が読んだっていいよね。平たくいうと思考のプロセスの本。「安全性」の章が一番面白かったかな。イギリスでは政治哲学者が公共政策に関わるらしい。日本はどうなんだろう。イギリスの中学生はこういう本を持ち出してディベートとかするんだろうか。 

 

 「拳銃使いの娘」

 父娘ものいわゆる「子連れ狼」もの。割とあっさりした本でしたが、キャラが立っててよかったです。娘のポリーが父親で殺し屋(元ギャング?)のネイトと一緒に旅をして強くなっていく物語です(いくらか語弊はありますがこんな感じです)。ロードムービーのようでもあり、アメリカ各地の砂漠や治安の悪いビーチなんかが楽しめます。著者は「メンタリスト」など有名ドラマの脚本を手掛けていたようです。確かに映像がまぶたの裏に浮かんでくるような文章でした。映画化したら見てみたいです。ラストもいい感じでした。キャラ造形のお手本にいいかもしれない本。

 

 「かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた」

 これは……めちゃめちゃ面白かったです。マジの本当に面白かったです(なるべくネタバレは避けますが、この本を余すことなく楽しみたい人は、すぐにこのページを閉じて本を読んで欲しいです)。

 第一次世界大戦が始まる直前、トーマスというアメリカ出身の興行師がロシア、トルコでアメリカンドリームをつかむというお話、というかノンフィクションなのですが、まるでお話とみまごうごとく美しくきらびやかで波乱万丈なんです。正直、これが嘘か本当かはどうでもよく、トーマスという男がこういう風に書き残されていた、ということが重要なのではないかと思います。

 ミシシッピの元奴隷農家の出身である黒人のトーマスは、根強い差別が残るアメリカからヨーロッパへと旅立ちます。彼はホテルの給仕からメートル・ドテル(ホテル長)を経て、最終的に自らで事業を立ち上げます。それから彼は見事巨大な富を得るのですが……という物語です。

 海外文学好きな人は読んで損はないと思います。ロシアの富裕層の遊び方、屋外の豪華なパーティーどんちゃん騒ぎの描写は実に見事です(周りくどい書き方を一切していないのに、当時のごてごてと飾り付けたミュージック・ホールの様子がありありと浮かんでくる文章です。訳がいいのかな〜)。その後、彼は妻子と共にトルコのコンスタンティノープルに移り住みます。一文無しになった彼が再起を図って立ち上げたナイトクラブの豪華さ、金回り、見ていて飽きないです。

 花火のように、夜の間だけパッと輝くナイトクラブ。トーマスは何十年間も経営に携わり、自らも余興に加わっていました。こんなにも華やかなのに、歴史が少し指を動かせば消え去ってしまう儚い夢のような空間なのです。

 えもえもです。

 

 

 マジで本の感想書けなさすぎて絶望しているのですが、頑張って感想書きます。次は「西瓜糖の日々」です。

 

(ここに順次感想を追加していくよ)

 

本以外

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iPadケースを食べる文化の人から頂きました。ありがとうございます。

新年コミケ振り返り&ガイドブック反省会

 あけおめことよろです。
 先日はコミックマーケット97にお越しいただきありがとうございました。

コミケ

 サークル初参加でバタバタしていましたが、売り子さんの多大なる尽力をいただき無事終えることができました。次はガムテープとカッター持ってこうね。
 釣り銭の渡し方もわからないままにひたすら緊張しておりました。周辺のサークルを回る暇もないほど、予想以上に忙しかったです。なるべくスペースにいたかったというのもあります。
 スペースにお越しいただいた方、本当にありがとうございました。おかげで40部の通販分除く60部を完売することができました。
 ゲームをプレイしてくれた方とお話できて嬉しかったです。今まで姿の見えなかったプレイヤーさんと話すのは不思議な気分でした。自分の単なる妄想ではなかったことが確認できてほっとしています。
 お手紙やFA、差し入れ本当にありがとうございました。一生の宝物になります。読んだら目頭が熱くなるやつなので、コミケから帰ったあと一人で読みました。手書きの文字って強い……。
 差し入れはプライベートにしたいので写真は載せませんが、ありがたく頂戴しました。コーヒーを1日6杯以上消費するので非常に嬉しかったです。コーヒーと合わせて紅茶をローテーションするのが習慣なので、年末年始の作業中差し入れでエンジョイしていました。お菓子も合わせてつまむので優雅な作業を実現できました。
 
 5月の夏コミも申し込んだので受かったらいいなー

ガイドブック反省会

 初めての同人誌制作でした。締め切りギリギリまで漫画を描いて瀕死でした。応援してくださった方ありがとうございました。
 ここからは反省です。

  • 表紙カバーを制作したがインクが手につく+サイズが小さすぎた

 無配ペーパーとカバーはレトロ印刷JAMさんを利用させていただきました。素晴らしくセンスのある業者さんです。
 ただ自分のリサーチ不足により、カバーのインクがすごく手につく事態になってしまいました。ここまでとは予想外でした。紙とインクの相性が悪かったものと思われます。無配のほうは手につかない感じだったので。
 それに加えて、当日OPP袋を忘れるという不始末……。申し訳ありませんでした。
 サイズが小さい(折込む部分が短い)のは完全に自分が見切り発車で作ったせいなのですいません。

  • ページずれた

 1ページ目が片ページだけということを失念し、レイアウトがずれました。正しくはカラー版pdfのほうで見られると思いますのでそちらを参照してください……。

  • 通販の発送遅い

 これは自分の卒制と院試がちょうど1月のこの季節に重なってしまうためです。20日発送目指して頑張ります。Boothにて電子版も同日公開予定です。
 ウェイティングリスト?メールアドレスを登録してくださっている方が結構いらっしゃるのですが、再販予定はないので電子版を購入していただければ(電子版に切り替えるといったものの切り替え方知らないので別ページに作ると思います)。
 あまりにもリストが多くなったら再販を考えますが、刷って余ると困るので現在は電子版のみの販売になります。

ゲーム進捗

 こんな感じで年末年始の振り返り終了です。去年は色々ありました。昔を振り返るのはあまり好きではありません。時間の無駄としか思えないのです。
 時間の無駄をしてみます。去年の元旦はロンドンのニューイヤー花火を見たあとバスに乗り遅れ、クソ寒い中駅で一夜を過ごしました。確か年末年始は電車賃が無料になっていたはずですが、深夜は営業していません。駅には(ウォータールーだっけ?忘れた)警官や人が多かったので危ないことはなかったです。ただ寒かった。ホテルは高くて泊まれなかったので駅のベンチで4時間半時間じっとしていたのを思い出します。午前4時半、空港に向かって始発の電車に乗るために街中を歩き出しました。誰もいない元旦のロンドンは冷たく寒かったです。電車に乗って仮眠を取り、小さな空港までバスで行って、飛行機で3時間後、無事住んでいたケルンに到着し、間借りしていた部屋で爆睡しました。徹夜+寝正月だったのです。
 だから去年より今年のが良い年の始まりです。

 最後にゲームの進捗を少し載せて締めくくりたいと思います。

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大スチル

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小スチル

今回は従来の大きなスチル+状況説明のための小さなスチルが加わります。マンガのコマのような感覚です。
最近『マルコと銀河竜』というノベルゲームが怒涛のスチル量でヤバい、という話題を目にしました。動画を見ましたがものすごそうです。
自分の身は一つしかないのでそれほど描けませんが、代わりに躍動感を出すためになんとか楽して工夫できないかなと考えている最中です。
戦闘シーンではモーショングラフィックスのような手描きエフェクトが挟まったりします。
楽しめるようなゲームになればいいですね。

10日で大小スチル31枚+スクリプト3話分を終えたのは褒めて欲しいです。これから無限に修正が入るわけですが…